当宿がなぜクラフトハウスという名前になっているのかここで少し語らせてください。
クラフト(craft)とは「技能や技巧、手芸や工芸などの意味」があります。
また語源から、作り手がこだわって少量生産で作った商品という意味合いもあるのです。
当宿は今、日本中で問題視されている空き家問題対策の一環としての古民家再生プロジェクトになります。
別府市も例に漏れず空き家問題があり、2017年の調査では約2,500戸の空き家があることが別府市役所HPにて掲載されてました。
観光資源が豊富な別府市をより多くの方へ伝える手段として放置されている古民家を自分たちで改修して新しく宿としてスタートさせました。
例えば次の画像はトイレのビフォーアフターです。
※まだトイレブースがないのでお一人様トイレ2台の贅沢空間となっております。
トイレは特にリノベーションに力を入れました。
元々和式だったトイレも全て洋式にしてウォシュレットも完備してます。
トイレ壁はキッチンパネルを導入し防水面でも強化してます。
トイレ床もモザイクタイルから土間内左官にてキレイに仕上げました。
そのほか内装にて断熱材を導入するなど古民家の建物自体の構造を改良しております。
自分たちで壁を一度外し、外壁と内壁の間に断熱材を敷き詰めて、そこに石膏ボードで壁を作っていきました。
建築士の友人や現場の大工さんの友人に手伝ってもらい、専門的知見をしっかり遵守した工事により無事に出来上がった時の達成感はすごいものでした。
我々の宿泊施設の区分としては簡易宿泊所になりますので、宿泊施設としては消防法を守った構造になっていなければなりません。
したがって、施設内には避難誘導灯や消火器、火災報知器を設置しております。
このほかにもサニタリー、防災面、セキュリティ面でもしっかりご安心いただけるように努めております。
当宿は日本民泊協会に正式に加盟している宿泊施設となりますので、民泊運営でもしっかり体制を整えております。
約半年間かかった改装工事が無事に終了しまして2024年4月末より営業を開始しました。
宿泊事業としてはこれからとなりますので、まだまだ至らない点などもございますが、スタッフ一同で皆さんの旅行の思い出をサポートできればと思ってます。
ぜひ別府に宿泊して楽しんでください。
クラフトハウス別府127 オーナー